2021年読んだ本
最近本読んだり映画みたりしてもすぐ内容忘れてしまうから、ここにメモしていければと思う。
<目次>
- 女の園の星/和山やま
- オムニバス/誉田哲也
- SPY×FAMILY/遠藤達哉
- さんかく窓の外側は夜/ヤマシタトモコ
- ミステリと言う勿れ/田村由美
- 看守の流儀/城山真一
- オルターネート/加藤シゲアキ
- 罪と祈り/貫井徳郎
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女の園の星/和山やま
「マンガ大賞2021」は7位、「このマンガがすごい!2021」オンナ編1位で話題のこちらの作品。もーー文句なしに面白かった。
『カラオケ行こ!』の完成度からして絶対これも面白いと思っていたけど、カラオケ~がかなりネタバレ状態で読むハメになったから、こっちは前情報入れないようにして読んだけど、めっちゃジワった~~~。
自分自身中高女子校出身だから、女子高生の生態にはあるあるーって思うところもあれば、女子高の男性教師なんてもっとハゲかちょいキモな人ばっかだよ、、(←ウチの学校だけかもだけど、、普通の男だとすぐに生徒となんか起きちゃうからww)と思いつつも、あの頃は先生は先生って生き物だと思っていたけど、先生も自分たちと同じ人間なんだよなぁ…としみじみしたり。
爆笑っていうよりは、じわじわ~~~って面白さでハマります。
いや、声出して笑っちゃうシーンもあるけど。小林先生大好き。
すごいなー和山やま!
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オムニバス/誉田哲也
姫川玲子シリーズの最新作。
ストロベリーナイトからずっと読んでるけど、玲子もとうとう35歳に…。
今回は短編集で玲子以外のメンバーの視点もあるのが面白い。
菊田もあるかなーと思ったのになかったのは残念だけど、玲子と菊田はもうないのかなー。敢えて菊田はさらっとしか出てこないのも、誉田さんにしてやられてる感。
とにかく今作も面白かった!
他の作品に比べたら軽めではあるけど、事件が解決していく展開とキャラの魅力がお見事。そして魚住さんが仲間になる予告で終わったから、魚住久江シリーズもちゃんと読み直さなきゃ~~~~。次回作が楽しみ!!
そしてやっぱり菊田と何かないか気になっちゃう!!!
これはおもしろい~~~~。とても好きなやつ。
これも友達から勧められて気になっていたものの、先日神田のRAKUSPAでやっと手にして読み始めたらおもしろくて一気読み!ジャンプ+も即インストールしてしまった。
スパイに殺し屋に超能力者に…といろんな特殊能力を持ったキャラクターが出てくるけど、その組み合わせ方やお互いのどこまでを知っているかとかのバランスが巧妙!
アイデアは既存の要素の組み合わせって言われるけど、まさにそれをうまくやってる作品だと思う。そして組み合わせのうまさに負けないストーリー。笑える話と感動する話とシリアスな話のバランスもいい。
アニメ化は絶対するだろうけど、実写化もハマれば面白そう!見てみたいな~。
てかこれ今年のマンガ大賞10位だったんですね。
他の9作品はまだ見たことないんだけど、これより面白いってこと!?読まなきゃ!
とりあえずジャンプ+あるし怪獣8号読まねば!
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さんかく窓の外側は夜/ヤマシタトモコ
全10巻。最終巻が出たタイミングでこちらも一気読み。
おもしろいって聞いたことあったし、岡田将生氏で映画化されてて気になってたんだけど、某Happyコミックをちょうど契約したところだったので全巻一気に読めました!(Happyコミックって、前はあんまり読むものなかったような記憶あるんだけど、超ひさびさに契約したら普通にラインナップたくさんあって驚いた^^;)
BLっぽいのかなーと思っていたけど、その要素はほんのりで、その要素を抜きにしても超面白かった!主要キャラがみんな魅力的。
最初は霊感のある2人がバディで事件を解決していく系かと思いきや、 過去や親がうまく絡んでいて妙にリアルでいい意味で気持ち悪い。全10巻で全くダレることなく進むからあっという間に読み切ってしまった!映画も見てみようかな~。
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ミステリと言う勿れ/田村由美
電子書籍で1,2巻が無料になっていたので、既刊の8巻まで一気読みしてしまった!
田村由美氏といえば、BASARAとか7SEEDSが有名なんだろうけど、わたしの中では「ボクが〇〇した理由」シリーズのイメージが強いなー。
この作品も、子供ながらに(←自分も主人公もw)主人公の独特の発想がおもしろいな ーと思いながら読んでいた気がするけど、その印象が継承されてる気がする。
だから、事件モノとしてのストーリーも面白いし、主人公の独り言というかしゃべってることが興味深い。実際に一緒に話してみたくなる。そしてカレーが食べたくなる笑。
気になるところで終わってるから、早く9巻が気になるー!!
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看守の流儀/城山真一
この著者の作品は読んだことなかったけど、書店に行ったら平置きされていたので気になって読んでみました。
刑事ドラマはよく見るから刑務所のシーンにはなじみはあるものの、刑務官が法務省矯正局の国家公務員ってこともわかってないくらいノー知識で読み始めたけど、映像が浮かびやすい文章で読みやすかった。
一人の刑務官と受刑者を軸にした短編集で、実際の刑務官や刑務所の実情とは違う部分もあるんだろうなーと思いつつも、各話気持ちよく事件や謎が解決していくから、ドラマ化しやすそうだなーと思いきや、実は全体的に大きな仕掛けがあって、それがわかった瞬間ドラマ化は難しいかも…と思い直しました。
大きな仕掛けは明かされたものの、看守モノとしては続編できそうだし、出たら読みたいと思います。
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オルターネート/加藤シゲアキ
デビュー作のピンクとグレーに始まって、シゲの作品は結構読んでいたけど、今回は直木賞にノミネートされたと聞いてから遅ればせながら手を伸ばしました。
高校生限定のマッチングアプリが必須となった世界を描くって煽りを見て、てっきりもっとファンタジーな感じを想像しちゃっていたけど、読んでみたら予想外にリアルでさわやかな世界観だった。
学生時代もすでにジャニーズ活動していたシゲが、なんでこんなの書けるんだろうとか、専門的なことが出てくると、なんでシゲこんなことまで書けるの!?とか、シゲバイアスが掛かってしまうのは避けられないけど、でもNEWSのシゲが書いたとこを差し引いても高校生の青春に心がキュっとなる素敵な作品だと思いました。
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罪と祈り/貫井徳郎
図書館で予約ランキングに入ってたから注文していた作品。半年くらい待ってやっと借りれました。なんの前情報もなく読んだのがよかったかもしれない!変に深読みせずに素直に読み進めたから、作者がしかけたトリックにも単純にひっかかれて楽しめました。
バブルの華やかさや昭和から平成に代わる瞬間の裏側で巻き起こる事件。私は実際にあってもおかしくないと思わされたけど、レビュー見てると、この著者にしては期待外れって評価もちらほら見るから、逆に他の作品読みたくなったのでトライしてみます。